保育士の国家試験

かつては「保母さん・保父さん」と呼ばれていた保育士は、平成15年に改正・施工された児童福祉法によって国家資格となりました。保育士は保育所や児童福祉施設などで保育に従事するための資格です。 保育士になるために必要な国家資格を取得するには、各都道府県が年1回実施する国家試験(保育士試験)に合格するか、厚生労働大臣指定の保育士養成学校(大学・短大・専門学校)に入学して所定の単位を取得して卒業するという2通りの方法があります。養成校は卒業と同時に資格が得られるため、現在の保育士では大多数で主流となっているといえます。

学部の種類や年齢の制限はない

一方、保育士国家試験の受験資格は、短大卒業者または大学に1年以上在籍し、年度中に62単位以上の修得者や高校卒業後に認可児童施設で2年以上従事した者などと、細かく定められています。 受験科目は11科目8単位で、申込は毎年5〜6月に行われ試験は7〜8月に年1回実施されます。日程は2〜3日で筆記試験と実技試験があり、それと同時に保育士試験養成講習会というものが催されており、こちらの日程は1週間程度です。合格基準は1科目あたり満点の6割以上とされており、実技試験は筆記試験のすべてに合格した者のみが受験可能となっています。 国家試験を受けて保育士を目指すのは、養成校に通う時間や金銭的余裕がない人などには向いた方法といえるでしょう。受験資格を満たしていればそれまでの学部の種類や年齢の制限はありませんので、出産・育児を経た主婦が試験で保育士を目指すケースもよく見られます。